06113 超シンプルな美味しいコーヒーの淹れ方2020年版
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ビブラムファイブフィンガーズつながりの納会でプレゼント交換に、shio.iconが前日と当日に焙煎したコーヒー豆を3種類セットで持参したら大人気。有機栽培豆の浅煎り、ダークロースト、そしてデカフェの3種類を小瓶に入れてプレゼント。 みなさんからのプレゼントに番号を振り、じゃんけん大会で勝った順に若い番号のプレゼントが当たる仕組み。
shio.icon のプレゼントが当たった女性が袋をオープン。大喜び。shio.iconが焙煎したと聞き、瓶の蓋を開けたらいい香りが立ち込めて、みなさん羨望。
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コーヒーミルをお持ちでないのですぐにお買いになるとのこと。カリタから2,000円台で売られているものを買えばよし。
でも淹れ方がわからないらしい。そこで簡単に美味しく淹れる手順を解説しました。
実は最近、コーヒーの淹れ方を教えて欲しい、というご依頼をいくつかいただいています。例えば先日は、ランチにお招きいただいたお礼にコーヒー豆を持参したところ、奥様が出してくださったコーヒーがあまりにも不味い。お湯の温度が高すぎるし、豆を通る時間が短すぎる味。キッチンへ行って確認したところ、案の定コーヒー層が1cmほどしかない水平なドリッパーの付いたコーヒーメイカー。これじゃ不味くて当然。
僕が淹れてみましょうか、とお伺いしたところ、「ぜひ!!」とおっしゃる。しかしコーヒーを淹れる道具は他にないらしい。そこで直径と深さがどちらも10cm程度の小さいザルの上にペーパータオルを円錐形にたたんで乗せ、持参したコーヒーの残りをすべて入れ、お湯を沸かして目測で85度Cに下げ、いつものように注いで抽出。一口飲んだ奥様、絶句。「全然違う。すごく美味しい。淹れ方だけでこんなに変わるなんて、私コーヒー大好きなのに……」
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実際、淹れ方でまったく味が違います。というか別の飲み物。在宅勤務になって以来、試行錯誤を続けたので、結構美味しく淹れられるようになりました。それを書きましょう。
まず道具。shio.icon 的に、コーヒーを美味しい淹れるための必須アイテムは特にない。「これじゃなきゃ」みたいなものは何もなく、普通のコーヒーミル、ペーパーフィルタとドリッパー、ケトルでOK。
下記の記事にも書いたように、紙のフィルタよりコーヒーの旨味を味わえる。道具を一つだけ買うならこのドリッパー。どこかでコーヒーを淹れるように頼まれたら、豆の他にこのステンレスドリッパーだけは持参します。他に必要なものはありません。 1杯ごとにペーパーフィルタを捨てるより、恒常的に使える仕組みの方がサステイナブルでしょう。
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shio.icon的コーヒーを淹れる手順 2020年版
お湯を沸かす。できれば日本のミネラルウォーターを、なければ水道水でもOK。
焙煎してから時間が経っていない新鮮な(=酸化していない)豆を挽く。焙煎から3日以内、どんなに遅くとも焙煎から1週間以内の豆を使う。ミルは手動が望ましいが電動でもOK。
大きめのマグカップなどの上に上記ステンレスドリッパーまたはペーパーフィルタを乗せたドリッパーを置き、挽いた豆を入れ、ドリッパーのフチをトントン叩いて平にならす。 お湯を85度Cにする。(時間をかけて冷ましてもいいけど、沸いたお湯に水や氷を入れればOK)
ドリッパーの豆の中央に、お湯を細く、そーっと垂らし、お湯の落ちる位置が円を描くように周囲に広げる。フィルタからその内側1cmまでの範囲には注がない。すると、(豆が新鮮なら)豆がドーム状に盛り上がって、中から炭酸ガスがふつふつと出始めるので、すぐに注水をやめ、15秒程度蒸らす。
再び中央から周囲にかけて円を描くようにお湯を垂らす。くれぐれもフィルターの内側1cmの範囲にはお湯がいかないように、注意深く注ぐ(盛り上がったドームが周囲に崩れていくのはOK)。フィルタ近くにお湯を注ぐと、コーヒーの層を通らないお湯がカップに落ちるので、それを避けるため、お湯はフィルターから1cm以上内側に注ぐ。また粉がお湯に泳ぐことがないよう、ゆっくり少しずつ注ぐ。
ドームを育てるように、お湯を少しずつ注ぐ。
余裕があれば、反対の手でドリッパーに微振動を与えて、コーヒーの粉を攪拌する。
カップ内のコーヒーが適量になったら、すかさずドリッパーを外す。ドリッパーの中にはお湯が残っているし、ドリッパーからコーヒーが落ちている途中だが、構わず、外してシンクなどに置く。(ドリッパーから落下する末尾の液体は美味しくないのでそれがカップに入らないようにするため)
コーヒーにお湯を注いで薄める。
分量
1杯分、コーヒー豆10g、お湯150ccが標準的なバランスとされています。
shio.iconは2杯分(400〜450cc)入れることが多く、コーヒー豆30g、お湯300ccで抽出し、飲む人の好みによって後からお湯を30〜150cc注ぐ方法で淹れています。つまり、2杯分を淹れる場合に、(2杯分でなく)3杯分の量の豆を2杯分のお湯で抽出し、0.7〜1杯分のお湯を足すのです。1杯分でも15gの豆で、同様の比率で淹れています。
濃く淹れてお湯で薄める。これが美味しさのコツ。豆が多いとドリッパーでコーヒーの層が厚くなり、お湯がコーヒーに接している時間が長くなり、美味しさが増します。
コーヒーでも料理でも、普段は何も計量せず、目分量です。そのために、最初にいろんなものの量、かさ、重量を測って記憶する。あとはそれらを組み合わせれば、すべて目分量でOK。アドヴァイスをいただければありがたいだてご質問などあればとうぞご連絡くださいませ。言葉が不足していたら加筆、修正します。
何なりとアドヴァイスいただければありがたいです。
またご質問などありましたら、どうぞご連絡くださいませ。
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